福山武志さん(タイムトロン)
カミロボのアパレルグッズや、プロレス用コスチュームを担当する衣装デザイナー。安居さんがデザインしたバードマン、マジンジュニア、ザ・オーレのプロレスコスチュームを制作。また安居さんがデザインした「ねぶたマスク(ラッセ)」も制作。
■これまでに参加したカミロボ関連の仕事:カミロボのプロレス用コスチューム、カミロボ関のアパレルアイテム制作




──カミロボに関わるようになったきっかけを教えてください。

福山 バタフライの青木さんと広告関係のお仕事はずっとご一緒していたんですけど、ある時「面白いものがある」ってカミロボの写真を見せられたんですよ。「これを、キャラクターグッズとして展開するには、どうしたらいいと思う?」って聞かれて。それがきっかけで最初のライセンシングショー('04)にカミロボアイテムを手がけました。

──カミロボアイテムのデザインをする際に難しいことはありますか?

福山 安居さんが描いたデザインの中で、シンボリックなものは活かしつつ、どういう見え方をすると一番かっこいいかなとか、かわいいかな、と考えながらデザインします。素材のセレクトが一番難しいですかね。Tシャツとかも、単にイラストを入れるだけじゃなくて、レスラーのコスチュームに近いというか「これを着たらバードマン!」みたいな気分になれるようなものにしたかった。でも、デザインについては、わりと好きにやらせてもらってます(笑)。

──安居さんとは、個人的にもおつきあいがあるとか?

福山 彼が東京にきた時には、必ずといっていいほど飲みに行く。“悪友”な感じです。話すのは、割としょーもない事ばっかりなんですけど(笑)。でも、もっと一緒に仕事したいですね。安居さんの持っているエネルギーと、僕のもっているもので、できる事があると思うから。今のところは、安居さんが、ちょっと引いて(遠慮して)くれている、かな?

──元々プロレスもお好きなんですか?

福山 はい。安居さんのひとつ下ということで年齢的にも近いし、もちろん昭和プロレス世代ですね。テレビのプロレス中継も見てました。

──安居さんと同世代のプロレス好きとして、カミロボファイトはどうですか?

福山 実はね、僕は結構カミロボファイトの試合の流れを当てられるんですよ。つまり読めるんですね。なぜかっていうと、カミロボファイトって流れ的にとっても「いいプロレス」なんです! 選手では、マジンジュニアが好きですね。花形選手がいいです。

──今後やってみたい事がありますか?

福山 まー、カンタンに言うと、ファッションショーみたいな事をやってみたいですね、採算度外視で(笑)。最初は、カミロボの世界を示すことがメインだったので、デザインもインパクト重視だったんですけど、ショーをやるとしたら、やっぱりとがった方になりますし、作り方も違ってきますから。

──福山さんにとってカミロボとは?

福山 友達みたいなもの。ちょっと気になるんですけど、割と友達……みたいな感じ? 仕事というよりも、友達とやってる感じだし、仕事を忘れちゃうというか。まあ僕自身は、一緒にご飯食べにいって、安居さんをくたくたに疲れさせて、帰りの新幹線でぐっすり眠れるようにしてあげる役っていうか(笑)。

──ありがとうございました!